朝昼晩と三回の食事をすることに疑問を感じたことはありますか?
朝食がうまいと感じるのは一週間のうち何日くらいですか?
日本人が一日三食をとるようになったのは江戸時代以降だと言われています。
そもそも、一日に何度も食事を安定してとることができるようになったのは農耕が広まったころからの話で、歴史的に見れば、人間は、一日に一回、あるいは数日に一回の食事で生きてきた期間が圧倒的に長いのです。
朝食がうまいと感じるのは一週間のうち何日くらいですか?
日本人が一日三食をとるようになったのは江戸時代以降だと言われています。
そもそも、一日に何度も食事を安定してとることができるようになったのは農耕が広まったころからの話で、歴史的に見れば、人間は、一日に一回、あるいは数日に一回の食事で生きてきた期間が圧倒的に長いのです。
私たちの遺伝子に刻み込まれたプログラムは、一日に三回も栄養素が入ってくることを想定していません。
すなわち、生物学的に見れば、一日三食という食習慣は異常なのです。
一日三食という食習慣が異常だと思えない人は、人間以外の哺乳類を見てください。
朝昼夜の三回摂食している野生動物はいますか?
人間も野生動物と本質は変わりません。ちょっと頭がいいくらいのものです。
遺伝子に刻み込まれたプログラムの基本部分は同じです。
一日三食は、太る
食べることは、快楽です。
これはどうやっても変えられません。
快楽を求めるために、人は物を食べます。
より大きな快楽を得るために、人は腹いっぱい物を食べます。
ストレスが少なく睡眠も取れている人の場合、食べるチャンスが朝昼晩の三回あれば、朝も昼も晩も腹いっぱい食べて快楽を得ようとします。
だから、三食食べてダイエットを成功させるというのは、本質的な部分でナンセンスなんです。
人間の本能を捻じ曲げるのは、禁煙と同じくらいに難しいことなのです。
それでも、巷には、一食あたりの分量を減らして三食きちんと取りましょうとかいうアドバイスがあふれています。なぜか?それは、「一日三食という宗教」をベースにして思考停止しているからに過ぎません。
一日何食が適切なのか
「一日何食が最適なのか」について、ダイエット本等に諸説あります。『「空腹」が人を健康にする - 一日一食で20歳若返る!』で有名な南雲吉則先生のように一日一食に制限する説もあれば、「食べて痩せる」というミラクルキーワードでダイエット志望者を煙に巻くいくつものノウハウ本もあります。
しかし、人間は動物たちと基本的に同じ「生き物」だということにきちんと向き合えば、こういう諸説が如何におかしなものかが分かるはずです。
動物たちは、
「朝だから眠いけどしっかり食べなきゃ」
とか、
「12時から13時の間に食事を済ませて」
とか、
「就寝前3時間は食事を取らない」
とか、
絶対に考えていません。
彼ら動物たちにとって、摂食行動は基本的に本能の領域です。
単純に、
「腹減った」
↓
「餌確保」
↓
「食う」
だけです。
アナタも、ワタシも、動物の仲間ですから、「腹減った」→「餌確保」→「食う」が、食事回数の最適解です。つまり、腹が減ったら食べればよいのです。
腹減ってないのになんとなく食う飯はいらない
眠い目をこすりながら無理やり口に押し込むパンと、そのパンでカラカラになった口に流し込む珈琲。本当に必要でしょうか。 むしろ、それはアナタの健康を害していませんか?そのパンと珈琲でアナタは幸せになれましたか?
↑でも書きましたが、食べることは、遺伝子に、快楽としてプログラムされています。
そして、空腹でなければその快楽は十分に引き出せません。
時間が来たからという理由で腹減ってないのに体内に飯を押し込むことは、遺伝子にプログラムされていない異常事態だといえます。
これでもアナタは食べますか。
さらに、適切な空腹感は食物の消化を促進しますが、空腹でないときの消化能力は決して高くありません。消化能力が高くないのに無理やり入ってくる食物を律儀に分解して吸収して体の隅々に送り届けるのは、体に負担をかけることにつながります。
食物の消化吸収は、誤って毒を体内に入れてしまうかもしれないリスクを負いつつ、その毒を無毒化し、利用可能な栄養素を利用可能な形態に作り変えるというとても複雑なプロセスであり、一日に何度もやるべきものではないと考えたほうがよいのです。
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