ダイエットのために筋トレをすることはいろいろなダイエット本でも推奨されています。筋トレをして筋力をつけることで基礎代謝を高めることが出来るという意見もあります。
しかし、筋トレは、ダイエットの本質から外れた話であり、ほとんど無意味だといわざるを得ません。
すなわち、筋トレは、普段よりも運動強度を高めるように生活スタイルを変えることであり、その生活スタイルを一生続ける場合に限り、魅力的なスリムボディにいたるダイエットたりうるのです。
海上で漂流して助け出された人についてのニュースによれば、全身衰弱していたものの、最低限の筋肉は維持されていたとのことです。
人間に限らず、生物は皆、効率を追求するように出来ています。言い換えれば、エネルギーを無駄に消費するものはすぐに排除されます。体の組織の中で、筋肉は、重いものを持ち上げたりすばやく動いたりするために必要ですが、維持するために消費するエネルギーが大きな組織です。
したがって、日常的に運動する生活スタイルでない人にとって、筋肉は、「エネルギーを無駄に消費するいらない組織」であり、直ちにリストラされます。だから、いくら筋トレしても、日常生活で使い道がない筋肉はすぐに落ちます。
また、これが結構大切な話
筋トレする過程で脂肪がついてしまうことは避けられない
ということです。
筋肉をたくましく大きくするためには、消費カロリーよりも多いカロリーの摂取が必要です。筋肉の材料となる栄養素を過剰にしなければいけません。
マッチョを目指すのでなければ、筋トレは一切不要です。
女性誌でよく出てくる「細マッチョ」は、筋トレでなく食事のコントロールで作れます。
筋トレが趣味でないならば、筋トレはダイエットにつながらない無意味なものと考えて構いません。
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