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2025/05/28 12:31 |
野生動物に肥満はいない

豚の体脂肪率を知っていますか?デブの代名詞の食用豚でも、体脂肪率は14%から18%で、人間で言えば標準です。また、野生の豚の体脂肪率は13%程度であると言われています。人間で言えば、腹筋が割れているいい体レベルです。


動物の体脂肪率は大体以下のようになっています。





~人間に飼育されてる動物~
30% 牛(和牛)
25% 犬(飼い犬の平均値)
18% 猫(飼い猫の平均値)
 5% 馬(サラブレッド)





~野生の動物~
 3% チーター
 5% ライオン
 5% オオカミ
 8% ニホンザル
 9% ゾウ
30% ホッキョクグマ
40% ペンギン
50% アザラシ





野生動物は、温暖な地域では体脂肪率が低く、寒冷地では高いという傾向がありますが、肥満個体が発生するのはあまり多くありません。


これは、食料が豊富にあるか否かとはあまり関係がなく、「腹減った」と「腹いっぱい」とのそれぞれのセンサーに忠実にしたがって野生動物が生きていることによります。

たとえば、腹いっぱいになったライオンは、目の前に狩りたての肉があっても食べませんし、狩もしません。


また、野生動物は、肥満になることが、摂食行動に不利に働くこととなりその影響が大きいので、安易に肥満にならないように遺伝子にプログラムされています。

肥満になって十分な餌を確保できなくなってしまった動物は、他の動物に食われて死ぬか餓死するかのいずれかの運命をたどることでしょう。




また、安全な食材が提供される人間社会と異なり、野生動物にとって、食事はリスクの高い(誤って毒物を食べてしまうリスク)行動であり、肥満になるほど大量に食べることを無駄にリスクを高めることになってしまいます。




ちなみに、野生の人間がいたとしたら、その体脂肪率は、同じ霊長類であるニホンザルから類推して8%程度でしょうか。人間の身体能力を十分に発揮できる体脂肪率としては、ありえる数値です。




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